毎度おなじみ、スマ☆ハピです!
今回の記事は「白バイガール」の感想・レビューです。
バイクに関する本はないかなと思い、たまたま見つけた文庫本。
バイクに乗っている方は、読み始めると入り込んでしまいます。
参考になれば、嬉しいです!
「泣き虫だけど負けない!」そんな言葉が似合う新米女性白バイ隊員、本田木乃美の物語「白バイガール」。
神奈川県警の交通機動隊に所属し、厳しい交通違反の取り締まりに挑む姿が描かれています、。
木乃美は警察学校を卒業したばかりで、違反ドライバーからの罵詈雑言に泣かされることも多いですが、毎日を前向きに仕事に励んでいます。
同僚の女性隊員・川崎潤とは関係もぎくしゃくしていましたが(結構一方的に)、事件を通じて友情を深め、信頼し合う関係に成長していきます。
「白バイガール」は、白バイ隊員の日常業務や訓練などがリアルに描かれています。
木乃美たちの奮闘を通じて、警察官の仕事の厳しさと重要性を実感するはずです。
また、検挙ノルマや仕事の苦労といった現実的な問題にも触れられており、興味を引きつけられます。
特に、今回のお話では木乃美が直面するバイク暴走死亡事故の謎解きは、緻密な描写と驚きの展開が満載です。
この事件を通じて、木乃美は大きく成長し、警察官としての使命感を深めていきます。
彼女の「動体視力」が、事件解決の鍵となっています。
初めて警察小説を読む人でも感情移入しやすく、物語に引き込まれていきます。
リアルな警察業務の描写も、魅力の一つです。
「白バイガール」は小説でありながら、現実的な視点で描かれているため、幅広い年齢層の方やお仕事小説がお好きな方におすすめです。
木乃美の奮闘と成長を通じて、警察官の仕事の厳しさと重要性を再認識できる作品です。
新たな世界に触れる感動を感じながら、木乃美と一緒にバイクと事件を捜査する走りに出てみませんか?
『白バイガール』とは
- 白バイガール
- 著者: 佐藤青南(さいとう せいなん)
- 出版社: 実業之日本社文庫
- 刊行年: 2016年1月29日
「白バイガール」はこんな方にオススメ!
- 青春や成長の物語が好きな人
- スリリングな展開を楽しみたい人
- 警察官の仕事に興味がある人
- 感動的なストーリーを求めている人
あらすじ
主人公は、神奈川県警の若い女性白バイ隊員、本田木乃美。
警察学校を卒業したばかりの新米である彼女は、日々の厳しい訓練や業務に挑みながら成長していく。
不可解なバイク暴走死亡事故に直面し、事件の謎を解くために奮闘する姿が描かれています。
青春お仕事小説です。
主人公・本田木乃美のキャラクター
「白バイガール」シリーズの主人公、本田木乃美は、泣き虫だけど負けずに頑張る新米白バイ警官。
彼女は見た目の職業白バイとは似つかない少々ドジっ子で謝るのがクセ、だけど落ち込んではその度に立ち直り、前向きに仕事に取り組む真の強い女性です。
木乃美の成長過程は、この「白バイガール」シリーズの重要なテーマの一つだと思います。
最初は自信がなく、同僚の白バイ技術凄腕の女性隊員・川崎潤とはなかなか打ち解けないでいます。
でも、次第に自分の力を信じるようになり、周囲の信頼を得ていく過程は読み応えありですよ。
特に印象的なのは、不可解なバイク暴走死亡事故に直面するエピソードです。
木乃美はこの事件を通じて、大きく成長し、警察官としての使命感を深めていくところは必見です。
不可解なバイク暴走死亡事故?
「白バイガール」では、木乃美が直面する不可解なバイク暴走死亡事故が重要な事件として描かれています。
この事件は、木乃美にとって白バイ隊員としての業務とは違う大きな事件です。
彼女は事件の背景を調査し、真実を明らかにするために奮闘しています。
事件の解決プロセスは、緻密に描かれ、さまざまな登場人物に個性があり、私たち読者を引き込む要素が満載です。
木乃美は、同僚たちと協力しながら、事件の謎を解き明かしていきます。
特に、事件の背後に潜む意外な事実や複雑な人間関係が明らかになる場面は、そのキャラクターがそうきたか〜って印象を与えますよ。
木乃美と所属する分隊のチームワーク、冷静な判断と迅速な行動が、事件解決の鍵となります。
友情と絆の物語
「白バイガール」では、木乃美と同僚の川崎潤との関係も大きなテーマとなっています。
木乃美は泣き虫で劣等生のように見えますが、実はポジティブな思考と優しい心を持っています。
一方、潤は優秀な白バイ隊員でありながら、自分の能力に対する劣等感を抱いています。
最初はぎくしゃくしていた二人の関係も、事件を通じて徐々に変わっていきます。
潤は木乃美の前向きな姿勢に感化され、二人は良いコンビになっていきます。
2人の関係に、友情っていいなって感じる瞬間です。
事件を解決する過程で、お互いの強みを認め合い、信頼関係を築いていく姿は感動です。
特に、潤が木乃美を助けるシーンや、木乃美が潤に励ましの言葉をかける場面は、心に深く残ります。
感想・まとめ
単刀直入に、面白く楽しく読めた作品でした!
今作品は、シリーズ第1作目だったので次も読んでみようと感じられる小説でしたね。
バイク乗りとして、白バイ隊員さんたちは天敵な存在ですが、違反のノルマなど事細かに内部事情を描かれていて、なるほどねって感じでだからあんなに必死にお仕事頑張られてるんだと敵ながら感心させらほんのちょっぴり応援したくなりました。
木乃美の同僚や上司の掛け合いなどにも、ギャグが詰め込まれているので、テンポよく読み進めることができます。
白バイの操作テクニックやバイクの走行など読んでいて実感できるほどリアルに描かれているので、バイク乗りとしてワクワクしながら楽しんで読むことが出来ました。
事件解決のシーンも、ミステリー小説として読者を引き込む力があります。
それに手に汗握る展開読み応えもあり事件の繋がり、犯人にたどり着く過程も面白くページをめくるのが楽しみになるほどでした。
「白バイガール」は全6巻あるそうなので、続きを読むのが楽しみです!
白バイの仕事に興味がある人や、青春の葛藤と成長・友情を描いた物語を好きな人にとって、心に響く作品です。
興味を持たれた方は、ぜひこのシリーズを手に取ってみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
次回作の「白バイガール 幽霊ライダーを追え!」を読み次第、紹介しますね!
次回もお楽しみに!