毎度おなじみ、スマ☆ハピです!
皆さんは卓上のゲームといえば、何を思い浮かべますか?
「将棋」「碁」「チェス」と色々ありますよね。
今回は「将棋」と「家族」「成長」と人間味あふれる作品の代表格と言える、
『3月のライオン』について紹介していきたいと思います!
何度も読み返したくなる大好きな作品です!
「3月のライオン」作品情報
『3月のライオン』(3がつのライオン)は、羽海野チカ先生による日本の漫画作品。
将棋を題材としており、棋士の先崎学が監修を務める。
『ヤングアニマル』(白泉社)にて2007年14号から連載されている。
2022年1月時点で累計発行部数は1000万部を突破している。作品名:『3月のライオン』
作者 :羽海野チカ
掲載誌:ヤングアニマル
巻数 :既刊17巻(2024年1月現在)受賞・評価
2010年 第1回ブクログ大賞マンガ部門大賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2011年 第4回マンガ大賞2011
2011年 第35回講談社漫画賞一般部門
2014年 第18回手塚治虫文化賞マンガ大賞[8]
2015年 ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2015」コミック部門 第1位[9]
2016年 ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2016」コミック部門 第1位[9]
2017年 第29回将棋ペンクラブ大賞特別賞
2017年 ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2017」コミック部門 第1位[10]
2021年 第24回文化庁メディア芸術祭賞 マンガ部門 大賞[11]
受賞の数々やテレビアニメも2016年10月から放送されてまし、作者の羽海野チカさんは、アニメ・実写映画・ドラマの「ハチミツとクローバー」も描かれているので、みなさんご存知かと思います。
あらすじ
幼少のころに交通事故で家族を失い、父の友人である棋士幸田に引き取られ、15歳、中学生でプロ棋士になった主人公:桐山零。
六月町にて高校生で1人暮らしを始めた零。孤独と家族を失った深い闇に包まれながらも、唯一打ち込める将棋と向き合いながら暮らしています。
そんな零が、川本家の3姉妹(あかり・ひなた・モモ)と出会い交流を深めることで棋士としても、人間としても成長していく作品となっています。
川本家3姉妹以外にも、ライバル二階堂とは盤面で熱く戦い、将棋以外では高校担任の林田先生と仲良く過ごすことで、プロ棋士としても頭角をあらわす成長を見せていきます。
そんな、零のもとに集まる個性豊かなキャラクター達、すべての物語となっています。
キャラクターの魅力
主人公:桐山零(きりやま れい)
序盤では精神的に自暴自棄な感じで、考え方も大人顔負けでどちらかというと、とっつきにくいキャラクターでした。
でも、川本3姉妹と交流を続けるごとに少しづつ暖かみのある青年に成長していきます。
ひなちゃん(川本ひなた)が、いじめにあっている時や川本家の父親との確執などには積極的に行動するなど熱い一面も見せる姿がカッコよく素敵です。
川本家
長女:川本あかり(かわもと あかり)
亡くなったお母さんの代わりに、川本家の大黒柱として日々奮闘するあかりさん。
家事・和菓子屋の手伝い・叔母さんのスナックのホステスも手伝うパーフェクトな女性です。
ちなみに、美人でスタイル抜群なのも魅力の一つですね。
でも、一番の魅力はなんと言ってもあかりさんの作る料理が最高においしそう。
読んんでて、お腹が空いてきます。
次女:川本ひなた(かわもと ひなた)
いつも元気な小柄らのひなちゃん。
ツインテールが印象的な幼い印象の中学生でしたが、高校入学してからボブカットにしてからより一層可愛いくなりました。
家族・友人思いで明るく元気な女の子で、現実世界にいたら友達になって一緒に遊びたい感じです。
物語が進むにつれて、零といい感じの関係になっていくのが読んでてキュンキュンします。
三女:川本モモ(かわもと モモ)
なんと言っても、愛くるしく天真爛漫なモモちゃん。
作中に登場してくれるだけで、ほっこりします。
二階堂との絡みは最高に癒されます。
:二海堂晴信(にかいどう はるのぶ)
零くんの幼少期からのライバルでもあり、心友の二階堂。
裕福な家庭で、なんと執事もいます。うらやましいですね。
ぽっちゃり体型の可愛らしい体型ですが、腎臓の病気を患っています。
ですが、病気のことは一部の関係者しか知らず過酷な状況で将棋を打つ姿は応援したくなります。
零と二階堂が話すシーンでは、無邪気にしている点がかわいらしいです。
その他にも、個性的な魅力あるキャラクターがたくさん登場しますが、一人一人に人間像が深掘りされていて物語に深みがあり引き込まれていきます。
「零くんの心の成長と三姉妹のぬくもりが織りなす物語」
『3月のライオン』は、将棋を舞台にしながらも家庭愛も感じる心温まる物語です。
主人公の零くんは将棋の世界で自らの居場所を模索し、そこで三日月堂という和菓子屋の三姉妹に支えられながら成長していきます。
物語は零くんの生き辛さや将棋の厳しさから始まり、次第にひなちゃんとの関係を通じてホッコリとする展開へと変化していく過程がいいですね。
冷たさ・暖かさの二つの側面から迫る魅力
『3月のライオン』には冷たさと暖かさが同居していて、その絶妙なバランスが引き込まれるポイントだと思います。
最初は零くんの孤独や厳しい現実が暗めの雰囲気を醸し出していますが、川本家三姉妹や心友の二階堂のと絡みは、彼のコミカルな一面も垣間見え、物語全体がほっこりと温かくなります。
「零くんの成長とひなちゃんとの恋愛が見どころ」
物語が進むにつれて、零くんが将棋の世界での成長を遂げ、ひなちゃんとの関係が進展していく様子は心躍ります。
零くんの奮闘とひなちゃんとの絡み合うようなやりとりは、ついついツッコミを入れたくなる感じのシーンもありますが、2人の関係が少しづつ発展していくのが読んでいて笑顔になってきます。
これから、2人の関係がどんな感じに発展し共に成長していくのか気になります。
「登場人物たちの心情描写」
『3月のライオン』は将棋をテーマにしており、将棋の奥深さや戦術が巧みに描かれています。
同時に、登場キャラクターたちの心情描写も繊細かつ丁寧に表現され、読んだら彼らの内面に感情移入することで物語にのめり込んでしまいます。
丁寧で繊細な描写は、作者:羽海野チカさんの魅力ですね。
「三姉妹の温かさと零くんの成長」
何度も言いますが、物語に三日月堂の3姉妹が登場し、零くんの心を支える心温まる描写が最高。
あかりさん、ひなちゃん、モモちゃんの温かな存在が、物語に優しさとぬくもりを与えています。
同時に、零くんが3姉妹と触れ合うことで成長していく姿勢も感動的です。
「将棋が舞台」
『3月のライオン』は将棋を題材にしているため、作中では将棋がメインとなます。
将棋に興味がない方にはちんぷんかんぷんでしょうが、将棋ルールを知らなくても十分楽しめると思います。
ほんの軽く、ご紹介です。
1. 駒の動き方
将棋の駒は全部で40個。
各駒には独自の動き方があって、それがゲームの中で駆使されます。
例えば、「歩」は前に1マス進むことができますし、「香車」は直線上に何マスでも進むことができます。
ただし、注意が必要なのは、相手の駒がいる場所には進めません。
2. 王将の大切さ
将棋盤上で一番大切な駒が「王将」です。
この駒を守りながら、同時に相手の王将を追い詰めることが大事なんです。
相手の王将を詰ますことができたら、その瞬間がゲームのクライマックスとなります。
勝利の一歩です。
3. 成り駒?
駒が相手の陣地(後ろの3段目)に進むと、普通の駒が「成り駒」に変身します。
成り駒は、強力で特別な動きができるから、進化させると戦局が一変します。
4. 詰みとは?
将棋では、相手の王将を動かせないように追い込むことを「詰み」と言います。
これができたら、勝利となります。
相手をじっくり読んで、巧みに詰みへと誘い込んでいきます。
5. 持ち時間と思考戦略
将棋には持ち時間という概念があります。
手順ごとに使える時間が制限されているので、相手の動きを読みつつ、戦略を考えるのが重要。
緊張感がある中で頭脳戦が繰り広げられています。
ルールを覚えると物語がより楽しめますよ。
まとめ
「3月のライオン」では、零くんに感情移入して、嬉しさに思わず涙が出そうになったり、逆に心臓をわしづかみされそうになります。
読む前は純粋な「将棋漫画」と思っていたため、読むのを躊躇してましたが、心理描写の巧みさもあって、楽しんで読んでいます。
また数々の名台詞には私自身も少し勇気を与えてもらいました。
力強く心に響きます。
読み進めるごとに零くんの成長が感じられ、川本家3姉妹や林田先生、島田さん、二海堂達との絆がどれほど彼を救っているか、心から思いやりを感じます。
特に、零くんが積極的に川本家を助けようとするシーンや学校での楽しいイベント参加は、読んでいてとても嬉しくなります。
総じて、キャラクターに感情移入して、涙したり心が締め付けられる思いがある漫画です。
将棋の世界以外のエピソードも十分に楽しめます。
今後の展開にも期待大です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
これからもお得・笑顔になれる情報を紹介していきますね!
次回もお楽しみに!