【純粋すぎる幼なじみの恋】『なつめとなつめ』の魅力を徹底解説！

「不良少年×か弱い少女の恋」かと思いきや——。
本作『なつめとなつめ』（空翔俊介）は、そんなありきたりな設定とは一線を画す物語。

凛々しくて頼れるヒロイン・夏目（なつめ）と、強面だけどひたむきな努力家・棗（なつめ）。
読み進めるほどに、この二人の関係性にグッと引き込まれ、気づけば応援せずにはいられなくなる、そんな作品です。

「胸がキュンとする漫画を探している」
「幼なじみならではのじれったい関係が好き！」

そんなあなたに向けて、本作の見どころを徹底的にご紹介します！

あらすじ｜ヒロインに憧れる“ヒーロー志望”の少年

高校2年生の不知火棗（しらぬい なつめ）は、幼なじみの水無月夏目（みなづき なつめ）に強い憧れを抱いています。

彼女は、どんなときも毅然としていて、まるでヒーローのような存在。
「お前が泣かなくていいように、俺がヒーローになってやる」
そう誓った棗は、夏目に追いつくために日々努力を重ねます。

勉強、学校行事、お弁当作り、人助け——あらゆることに挑戦するけれど、不器用な彼はなかなかうまくいきません。
それでも、棗は決して諦めない。
そして、夏目もまた、そんな彼の努力をちゃんと見ていて……。

「幼なじみ」という特別な関係から、少しずつ“恋”へと変わっていく二人のじれったい距離感が、この作品の大きな魅力です。

登場人物｜読めば読むほど好きになる２人の”なつめ”

引用元：『なつめとなつめ』© 空翔俊介 / マイクロマガジン社

不知火 棗（しらぬい なつめ）

✔ 目つきが鋭くて誤解されやすいが、心優しい努力家
✔ 幼なじみの夏目を守るため、ヒーローを目指して奮闘中
✔ でも不器用すぎて、努力がなかなか実を結ばない

最初は「不良少年か？」と思わせる見た目ですが、読み進めるほどに、ひたむきな彼がどんどん可愛く見えてくる不思議な魅力があります。

水無月 夏目（みなづき なつめ）

✔ みんなの憧れで、しっかり者の凛々しいヒロイン
✔ でも完璧ではなく、時に悩み、弱さも抱えている
✔ 幼なじみの棗のことを、ずっと気にかけている
華奢でか弱いヒロインを想像すると、いい意味で裏切られるのが夏目の魅力！

棗とは逆に「おっとりした子かと思ったら、すごく芯のある子だった！」と感じる人も多いはずです。

見どころ①｜ヒーロー志望の努力家、でもちょっとズレてる棗

棗の頑張り屋な一面は、本作の見どころのひとつ。

例えば、「ヒーローになるにはお弁当くらい作れなくては…」と意気込むものの、作れるのは大量の塩おにぎりとたくあんだけ（笑）。
結局、夏目が「いっぱい食べろ」とおかずを分けてくれる展開に……。

また、困っている人を助けようと声をかけても、強面すぎて怖がられてしまうことも。
それでも「次こそは！」と前向きに頑張る彼の姿が、なんとも愛おしく感じられます。

見どころ②｜顔は怖いけど、“ヒーロースマイル”が可愛い

棗のもうひとつの魅力が、“努力して作る笑顔”です。
元々は無愛想だった彼。

しかし、先輩との喧嘩の仲裁に入った夏目が「わたしはお前に笑ってほしい」と涙ながらに訴えます。
それをきっかけに、「ヒーロースマイル」と、常に笑顔を心がけるように。

……が、結果として「めちゃくちゃ怖い顔で微笑む」という事態に（笑）。
それでも、彼なりに変わろうと努力する姿勢が、たまらなく愛おしくかわいく感じてきます。

見どころ③｜”幼なじみ”の関係が、少しずつ変わっていく

本作の最大の魅力は、「幼なじみの絆」と「恋のはざま」に揺れる二人の関係性です。

棗は「夏目を守りたい」と純粋に思っているけれど、夏目にとっても棗は特別な存在。
互いに大切に思いながらも、「幼なじみ」という関係があるからこそ、一歩を踏み出せない。

「もし、この気持ちを口にしたら、今までの関係が壊れてしまうかもしれない——」
そんな不安が交差しながら、少しずつ変化していく二人の距離感が、本当にじれったくて、でも尊い！

まとめ｜棗の可愛さに気づいたら、もうハマるしかない！

『なつめとなつめ』は、一見すると王道の幼なじみラブストーリー。
でも、読み進めるうちに、良い意味で「予想を裏切られる」作品です。

✔ 「ヒロインに守られるヒーロー志望」の棗が可愛い
✔ 「か弱い少女」ではなく、凛々しく頼れる夏目の魅力
✔ 幼なじみだからこその、じれったくて甘酸っぱい関係

そして何より、「棗って、なんか可愛い……？」と感じたら、もうこの作品の虜！
現在9巻まで刊行されており、二人の関係はまだまだ進展中。
棗は本当に“夏目のヒーロー”になれるのか？ そして、二人の想いはどうなるのか？

胸がじんわり温かくなる、そんな青春ラブストーリーを味わいたい方は、ぜひ手に取ってみてくださいね♪

▼ あなたはどのシーンが好き？
「棗の不器用な努力が可愛すぎる！」
「夏目の凛々しさが最高！」など、感想をコメントで教えてください♪